まつげエクステは一般的に「まつエク」といわれていて、自分のまつげを多く長く見せるようにするものですが、つけまつ毛とは異なります。
つけまつ毛も多く長く見せるためにつけますが、目の上の線に沿うようにカーブを作ったものに人工的な毛をつけてそのまま目の上に着けるもので、まつエクは自分自身のまつ毛1本1本人工のものを接着剤で装着していくものです。
歯で例えればつけまつ毛は入れ歯、まつエクは差し歯にようなものでしょうか。
サロンに行く前にまつ毛を清潔にしておく
まつエクをすると、2週間から3週間はそのままで洗顔をしても取れないようにできていて、サロンでは装着時には目や皮膚に直接接着剤が当たらないようにしているので、目や皮膚が炎症を起こすようなことはありません。
しかしサロンに行く前にしておかないといけないことがあります。
それはまつ毛を清潔にしておくことです。
化粧がついている場合はしっかりと落としていき、化粧をしていない場合でも皮脂やほこりがついているので、それらをきれいにしてから行くようにします。
しかし皮脂は水道水や精製水では取れず、エタノールやアルコールの使用が必要になります。
これらを使用する場合は、目に入らないようにしながら綿棒や専用のマイクロスティックなどを用いて1本1本やさしくふき取るようにします。
きれいにしていくことでサロンで装着してもらうまつげの持ちが変ってくるのです。
まつエクをする時期について
まつエクをする前にまつげをきれいにしておくことが、少しでも長く装着できるコツですが、まつエクをする時期にもポイントがあります。
体に生えている毛にはそれぞれの周期があります。
発毛してきて成長期から退行期、休止期というサイクルで伸びたり抜けたりするのですが、例えば頭髪の場合は成長期が2年から6年あり、その後だんだん抜け落ちてきて、抜けたらしばらくその毛穴は休止期に入ります。
そして同じ頭髪でも毛穴によって発毛時期が異なるので、いつもすべての毛穴から発毛しているわけではありません。
まつげにも周期があり、頭髪よりも短い3週間から4か月程度の成長期の周期になります。
その周期に合わせて装着をすることで長持ちできるのですが、まだ成長前の生えかけのまつげに装着をすると、弱って抜けてしまう可能性があり本数が減ってしまうので、成長期真っただ中か後期に差し掛かったしっかりとしたまつ毛に装着をすることで、自まつげが抜け落ちることなく長持ちするのです。
まつエクの装着方法や素材
まつエクの装着方法ですが、まつげの根元から0.5mmか1mmほど離した位置に人工の毛をつけていきます。
その時1本のまつげに2本の人工の毛をつけて、1本の自まつげを3本に増やすことで多くしていくのです。
接着剤で装着の際は根元に近いところに着ける人工まつげは、浮いてしまわないように自まつげにしっかりと添わせることが重要です。
まつげエクステに使われる素材には、シルクやミンク、セーブルなどの種類がありますが、それらのように作られているだけで実際にシルクや動物の毛を使っているわけではなく、加工方法に違いがあって柔らかさや艶などが異なっています。
まつげエクステの装着を自分でやる方法
まつげエクステは、サロンに行って専門のスタッフに依頼をする方法が一番安全できれいにつけられますが、自分でできないこともありません。
サロンに行ってお金を賭けたくない人やサロンに行く時間がない人に勧められる方法ですが、まず用意するものがプライマーと綿棒、サージカルテープとツィーザ、専用の接着剤とそれを入れるためのトレー、それに鏡と主役のまつエクです。
プライマーと綿棒はまつげをきれいにする下準備のためのもので、プライマーとはまつげの汚れを落とす液です。
なくてもできますが使った方がきれいに汚れや皮脂が取れて、まつエクも長持ちします。
綿棒にプライマーをつけてまつげを清潔にしたら、上の瞼を引き上げるためにサージカルテープを貼ります。
次に専用の接着剤「グルー」を良く振ってからトレーに入れ、1本のまつげをツィーザーでつかんでグルーに着けてまつげの適正な位置に装着していくのです。
まつエクには1本1本分かれているものと束タイプのものもあり、束タイプの場合はグルーをつけすぎないように注意して装着したら広げていきます。
1本タイプのものもグルーを付けたらまつげに軽く乗せるつもりでおいていき、自まつげになじませるようにします。
それにエアブローがあれば乾かしていきますが、完全に乾くまでは約1日かかるのでそれまでは濡らさないようにすることと、つける前に自まつげを清潔にすることが長持ちの秘訣です。
まとめ
自分でつける場合は、グルーが目や皮膚に当たらないようにすることや、根元から少し離れたところに浮かないように軽くつけるなどのコツが要るのですぐにうまくつけることは難しいですが、慣れれば目の周辺の化粧も楽になります。
しかし自分でするには不安があるという場合には専門のサロンに行ってプロの施術をしてもらうことが勧められます。
最終更新日 2025年5月15日 by newton